太陽光パネルの化合物系半導体

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化合物系の太陽光パネルとは

太陽光パネル・化合物系

シリコン系の太陽光発電パネルに対して、別の半導体を使った太陽光発電パネルも
最近は出てきています。

 

その一つに、化合物系半導体と呼ばれるものがあります(これに対してシリコンの半導体はシリコン半導体と呼ばれます)。

 

化合物系半導体は、U−Y族系(上図CdTe型)とV−X族系(上図GaAs型)に別れ、ニロク族、サンゴ族、と原住民みたいな呼び方になります。
V−X族系(上図GaAs型)は宇宙用として実用化されていますが、
U−Y族系(上図CdTe型)とV−X族系(上図GaAs型)共に
一般の家庭ではほとんど耳にすることがありませんので、気にする必要はありません。

 

また、上図にある【有機系】太陽光パネルもまだまだ開発途上。
家庭用太陽光パネルとしての実用化は当分先の事となりそうです。

 

身近な化合物系太陽光パネルは【CIS】【CIGS】

家庭用太陽光パネルの化合物系半導体は、代表的なところではCISとかCIGS等があります。

 

CISは昭和シェル石油(石油メーカーです)の子会社であるソーラーフロンティア、
CIGSはホンダ(自動車を作っているあのホンダ)の子会社のホンダソルテックから、
それぞれ商品が販売されています。

 

逆に少なくとも国内ではこの2社しか、化合物系半導体を商品化していない、ということです。
(2014年2月でホンダソルテックは受注終了しています)

 

このような、家電メーカーに比べ、電気との関わりが薄い会社(全くないわけではもちろんありませんが)で化合物系が取り上げられているのは、
これらの会社が後発で、こちらの方が新しい技術だからです。

 

化合物系太陽光パネルの特徴

現状、発電効率はまだシリコンに及ばないものの、それを補えるだけのメリットも備えています。

 

薄くて暑さに強い

その一つは、薄いということです。

 

さらにもう一つは温度上昇に強く、暑い場所でも問題なく発電してくれることが挙げられます。
と、ここまでは【シリコン系・アルファモス太陽光パネル】と同じような理由が並びます。

 

低価格で安定した発電性能

決定的にシリコンとは異なる二つの特徴

  • 低価格
  • 影に強い

 

低価格

シリコン半導体は需要が多いためその原材料の価格が安定しないのに対して
化合物系の原材料はあまり需要がないことから価格が(低位)安定していることです。

 

影に強い

そしてもう一つが影ができても発電すること、です。

 

【この影が出来ても発電する】という点は、完全に影になっても発電するという意味ではなく、
パネルの一部に陰がかかっても、【残りの部分で発電する】という意味です

 

一部にでも影がかかると、その付近のパネルまでまとめて動きを止めてしまうシリコン半導体と、
パネルの影の部分だけ発電を止める化合物系半導体との差だと言われます。