太陽光発電の点検の【専門家】、施行IDとPV施行技術者

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点検は【太陽光発電の専門家】に依頼しましょう

太陽光発電協会のガイドラインでは
【太陽光発電設備の点検は専門家が行うのが望ましい】
とされています。

 

専門家とは、設置工事を行う能力のある者のこと。
取り付けた状態の良し悪しが分かる人なら、時間が経過して変化があるのかないのかも判断できるでしょう、ということです。

 

太陽光発電では、以下の2つが当てはまります。

 

  • メーカーの施工IDを持つ業者
  • PV施工技術者の資格保持者

 

それぞれの資格を詳しく説明します。

太陽光発電メーカーの施行ID

さて、ある太陽光発電メーカー(例えばシャープ)の太陽光発電設備を取り付ける施工業者が変な工事をすると、その業者の評判も悪くなるものの、太陽光発電システムのメーカーであるシャープの評判も一緒に悪くなる可能性があります。

 

なぜなら、詳しくない人は『シャープの太陽光発電で失敗してさあ・・・』と友人知人に吹聴して回る可能性があるからです。

 

メーカーの狙い

 

このような事態を避けるためのメーカーとしての希望

  • 施工業者に工事のやり方をしっかり覚えてもらいたい
  • できれば講習を受けて正しい工事手順を知っている業者に工事をして欲しい

 

施工業者の狙い

施工業者としてもメーカーの製品を取り付ける方法を一番正しく知っているのはそのメーカーです。

  • 直接話を聞くのが合理的で時間の短縮にもなる

 

このメーカー・施工業者双方のニーズを満たすため、各太陽光発電メーカーが講習を行い、その講習に参加しメーカー定める基準に合格した施工業者に【施工ID】というものを発行しています。

 

逆に施工IDを持っているということは専門家の証、ということになります。
現在では、施工IDを持たずに太陽光発電の工事をする業者は一部悪徳業者くらいしかいないと言われております。

 

メーカー別にIDが必要

一つご注意いただきたいのは、この施工IDは、太陽光発電メーカー毎に発行されるものです。

 

シャープはシャープ製品の施工ができる人に施工IDを付与しており、この人が三菱やパナソニックの製品の取り付けの知識を持っていることを証明するものではありません。

PV施工技術者

太陽光発電メーカーの施行IDについては、【メーカー毎に取得する必要がある】という点が
従来から問題とされてきました。

 

つまり各メーカー毎に施工IDを取得しなければならないわけですが、施工IDの取得には数日間、メーカー指定の工場に閉じこもって研修を受ける必要があり、また費用も相当にかかるのです。

 

従前、施工IDを付与するに当っては、他の太陽光発電メーカーから施工IDを受けているかどうかに関係なく研修及び施工IDの付与を行っていました。

 

これは【他の太陽光発電メーカーから施工IDを受けて、太陽光発電についてある程度の知識や経験を持っていても、一から研修を受ける必要があった】ということです。

 

この施工IDにかかる【時間と費用の問題】を解決するために創設された制度
PV施工技術者制度です。
(PV・・・Photovoltaicsの略。英語で太陽光発電の事)

 

PV施工技術者制度は、どの太陽光発電メーカーでも教える一般的な内容を、各メーカーとは独立した機関(太陽光発電協会)が教え、その教えた内容をちゃんと理解した、と認めた者にPV施工技術者という資格を与えることで複数のPVメーカーの施工IDを取得しやすくすることを目的とする制度です。

PV施工技術者制度の流れ

また、進歩し続ける太陽光発電に対応するため、有効期限が【4年間】と定められています。
更新するには【更新研修】を受けなくてはなりません。

PV施工技術者認定証

 

点検の際の専門家にこのPV施工技術者が含まれていることは、施工することはともかく、一定の基礎的な知識を持っていれば異常を発見することができるだろう、ということだと思われます。

 

なお、点検に係るガイドラインの策定は2012年8月に行われ、
PV施工技術者制度は2012年11月に発表、2013年3月に第1回目の試験が行われました。

 

その後も年2回程度のペースで認定試験が行われ、着実に実績をあげています。

 

まだ若い制度ですので、今後、変更されることも十分に予想されます。